自動車ガラスコラム
自動車ガラスの種類 | 入門編
(フロント/リア/サイドの違い)
「車のガラスはどれも同じ」──そう思っていませんか?実は、フロントガラス・サイドガラス・リアガラスには、それぞれ役割に応じた異なる種類のガラスが使われています。割れ方や強さ、安全性にも違いがあり、知っておくと万一のトラブル時に役立ちます。今回は、自動車ガラスの基本となる種類とその違いを、入門編としてわかりやすくご紹介します。
フロントガラスは「合わせガラス」
フロントガラスには、ほとんどの車で合わせガラス(ラミネートガラス)が使われています。2枚のガラスの間に樹脂の中間膜を挟んだ構造で、割れてもガラスが飛び散りにくいのが特徴です。飛び石などでヒビが入っても、ガラスが一気に崩れ落ちにくく、視界を保ちながら安全に停車できるよう設計されています。衝突時に乗員が車外に投げ出されるのを防ぐ役割も担っています。
サイドガラスとリアガラスは「強化ガラス」
ドアに組み込まれているサイドガラスや、後方のリアガラスには、強化ガラス(テンパードガラス)が使われるのが一般的です。強化ガラスは通常のガラスよりも高い強度を持ち、割れたときは細かい粒状に砕けます。鋭い破片ができにくく、ケガのリスクを減らすための安全設計です。事故や緊急時にハンマーなどで割って脱出できるのも、この性質によるものです。
なぜ場所ごとにガラスが違うのか
フロントガラスとサイド・リアガラスでは、事故のときに受ける力の方向や役割が大きく異なります。フロントガラスは、前方からの衝撃や風圧を受け止めながら、ドライバーの視界と車体の形を保つ役割を担っています。一方、サイドやリアガラスは、衝突後に人が車外へ脱出する経路になることも多く、割れ方の安全性が重視されています。そのため、同じ「自動車ガラス」でも、取り付けられる場所によって設計思想そのものが異なっているのです。
見た目ではほとんど区別できない
どのガラスも透明で、見た目だけでは違いはほとんど分かりません。しかし実際には、割れ方も、修理の考え方も異なります。たとえば、フロントガラスのヒビは状態によってリペア(補修)で済むことがありますが、サイドガラスが割れた場合は、基本的に交換になります。こうした違いを知っておくだけでも、いざというときの判断が変わります。
自分の車のガラスを知ることが安心につながる
自動車ガラスは、単なる窓ではなく、安全装置の一部です。場所ごとに最適なガラスが使われていることで、事故やトラブル時のリスクが最小限に抑えられています。生駒硝子では、フロント・サイド・リアそれぞれの特性を踏まえた補修・交換に対応しています。「このガラスは直るの?」「交換になる?」と迷ったときも、どうぞお気軽にご相談ください。
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