
自動車ガラスコラム

台風シーズン到来!
飛来物でフロントガラスが…
どうすれば?
台風シーズンがやってきました。強い風や激しい雨のなかを運転するとき、不安を感じる方も多いと思います。でも危険なのは走行中だけではありません。実は、駐車している車にもリスクがあるのです。代表的なのが「飛来物によるフロントガラスの破損」。小石や枝、さらには看板の一部が風にあおられて飛び、ガラスに当たることで思いがけずヒビや割れが生じてしまうケースがあります。
「そんなことで割れるの?」と首をかしげる方もいるでしょう。ところが実際には、台風の翌日になると修理の相談が次々に入ってきます。先日も「朝、駐車場に行ったら看板の破片が当たっていて、ガラスにヒビが入っていた」というお客様がいらっしゃいました。こうした話は決して珍しくなく、毎年のように繰り返されているのです。
■ 飛来物による破損のリスク
走行中の被害
強風で舞い上がった小石や枝がフロントガラスにぶつかると、ほんの小さな点傷から一気にヒビへと広がってしまうことがあります。気づいたときには、すでに視界が大きく損なわれていた──そんなこともあります。
駐車中の被害
鉢植えや物干し台、ベランダの荷物などが倒れてガラスを直撃するケースも少なくありません。「車体は無傷なのに、ガラスだけが割れてしまった」という声を実際に何度も耳にしています。
放置のリスク
「小さなヒビだから大丈夫だろう」とそのままにしていたら、翌朝には大きな割れに変わっていた…。走行中の振動や昼夜の温度差が加われば、割れの進行は想像以上に早いのです。視界が悪くなるだけでなく、安全性にも直結しますし、車検にも通らなくなる恐れがあります。
■ 万一割れてしまったら
まずは安全の確保です。走行中に割れてしまった場合は、慌てず安全な場所に停車してください。大きく割れて視界が遮られた状態で運転を続けるのは、本当に危険です。
小さなヒビであれば、応急処置としてセロハンテープやビニールテープで表面を押さえておくことで、ひび割れの進行を一時的に抑えられることもあります。ただし、これはあくまで応急の手段にすぎません。できるだけ早く専門業者に見てもらうのが安心です。
■ 自動車保険は使える?
台風などの飛来物によるガラス破損は、多くの場合、「車両保険」の補償の対象となります。
- 補償対象になるケース台風で飛んできた物が原因であれば、修理や交換の費用を保険でまかなえる可能性があります。
- 免責金額に注意契約内容によっては自己負担が発生します。たとえば「免責5万円」の契約で修理費用が8万円の場合、自己負担は5万円となります。
- 等級や保険料への影響飛来物による破損は「自然災害扱い」となることが多く、翌年の等級や保険料に大きな影響が出にくいのも特徴です。事前に契約内容を確認しておくと安心です。
■ 台風への備え
被害を少しでも防ぐためには、駐車場所の工夫が欠かせません。できれば屋根付きの駐車場や、建物の陰など風の影響が少ない場所を選ぶと安心です。どうしても屋外に停める場合は、フロントガラスを覆うカバーや養生を用意しておくのも効果的でしょう。
さらに、普段から保険証券を確認し、車両保険で飛来物による破損が補償の対象に含まれているかどうかを把握しておくことも大切です。
■ 安心して台風シーズンを乗り切るために
台風による飛来物でフロントガラスが破損するトラブルは、残念ながら珍しいことではありません。「昨日まで何もなかったのに、今朝見たら割れていた」という声を、私たちは毎年のように聞いています。 大切なのは、事前の備えといざという時に落ち着いて行動すること。 生駒硝子では、フロントガラスの点検・補修・交換はもちろん、保険を利用した修理のご相談にも対応しています。秋の行楽シーズンを安心して迎えるために、この機会に愛車のガラスと保険内容を見直してみてはいかがでしょうか。
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